皆様は社内を見回して、普段どのように感じているのでしょうか
やる気、向上心に満ちた従業員達が一つの輪となり、一丸となって売り上げを上げていこうと日々の業務に取り組んでいるでしょうか?
”一人一人が会社を動かす歯車”として機能しているでしょうか?

残念ながら、私が現在の会社に入社してから、そう感じた事は一度もありませんでした。
普段から会社の文句ばかりを言う者、自分の評価のために自分の事ばかり主張する者、時間内にのんびり仕事をし、無駄な残業ばかりする者。
その現実を日々実感していると、10年後、20年後の会社の未来を想像したときに非常に怖く感じました。
『このままでは会社の成長どころか、衰退していってしまう』
何をしていこうか
私自身のアルバイト時代を思い出すと、その企業に貢献するどころか、顧客に対して企業の信頼を失ってしまうような言動ばかりだったと、反省しています。
与えられた作業に関してはそれなりにこなしていましたが、
『こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない』
という『マニュアルのようなもの』がどうしても受け入れられず、社員や企業の考え方に対しても反抗的でした。当時は高校を卒業したばかりで幼稚な発想ばかり。タイムマシンがあれば、その時代の自分に色々教えられるのに、、と時々考えます。
現在勤めている会社の従業員を見ていると、そんな当時の自分と重なります。
さて、企業を成長させていこうと考えたときに、私のような素人の頭に単純に浮かぶことといえば、、
『営業活動の強化』『商品の単価を上げる』『商品の仕入れを下げる』『色々とコストを削減する』
こんなところでしょうか。
確かに、上記の4つの項目が達成できれば、企業の営業利益は上がり、数字的に目先の成長は実感できると思います。ただ、、、

想像してみてください
果たして、タイムマシンで過去に行き、当時の自分に
『4つの項目を達成するためにもっと頑張りなさい!』
と伝え、現代に戻ってきたとしましょう。その企業はどのように成長していると思いますか?はたまた、現在の自分はすばらしい人生を送っているでしょうか?
残念ながらとてもそうは思えません。
上記の4つの目標は、企業、従業員、取引先にとってとても大変なことです。企業は管理職やその部下とギクシャクし、取引先ともギクシャクしなくてはなりません。
何が問題なのか。
従業員は決してチェスの駒ではありません。
例えば4つの目標を達成してもらいたいと企業が考えるのであれば、働き手に企業の考えや現状を理解してもらえるよう企業側の努力が必要です。
部下をチェスの駒としか考おらず、「”駒”の動きが悪いから業績が・・」などと考えている管理職がいるとすれば、私は間違っていると思います。「部下は”キング”のために働いているわけではない」と考え、”キング”の言葉には耳を貸さないでしょう。
漠然とした4つの目標を例に挙げましたが、どのような目標や構想にしても同じことです。まずは企業や管理職側から努力する必要があると感じました。
過去の私のように、幼稚な発想ばかりな社員が多いのであれば、企業が考えることを理解してもらえるように成長を促す努力が必要です。
私が感じた根本的な問題点は、何十年もの間、企業や、管理職たちがその努力をしてこなかったことなのです。
例に挙げた4つの目標なんて、どの部門の従業員でも当然理解していることでしょう。その難題を従業員一人一人が真剣に取り組む気持ちを起こさせることが、企業及び、管理職が努力しなければならないポイントとだと考えています。
『よし、やってやろう!』
企業の従業員がその気持ちでまとまったときに、一人一人の力で初めて
『会社という大きな歯車』
が回り始めるのです。
前回も同じことを書きましたが、私の一番の目標は
『すべての従業員が幸せな人生を送っていくこと』
です。そのために、『成長し続ける会社』にしていかなければなりません。
次回コラムでは、私が何を行った(行っている)かを書いていこうと思います。
For a happy life
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